別府市内竃(うちかまど)地区に鎮座する神社です。八幡神以下併せて三十六神を祭る古社です。 神亀四(727)年創建と伝えられています。 鬼が造ったという伝説のある長い石段を上り詰めると二の鳥居の奥に社殿が見えます。 亀にまつわる伝承が多く,祈願のための「なで亀」が置かれています。 繁栄、健康、長寿等様々な御祈願をして頂くことで願い事を叶えてくださるとのことです。 サッカーチームの大分トリニータのマスコット・ニータンが亀をモチーフにしたという縁もあり、 毎年必勝祈願に同チームが訪れるトリニータ御用達の神社でもあります。 この神社の長い石段(鬼の石段)にまつわる民話があります。鬼が夜ごと現れ人々を喰い殺していたため、 八幡様が鬼に「一晩の内に百段の石段を作れたら、人間を生贄にしてもいい しかし、出来なかったら、二度と里に来るな」と神様がいうと、 鬼は99段まで作るのですが、夜明けを告げる一番鳥が鳴いたため、諦めていなくなるという話です。
小学生の頃、この階段の側に住んでいたことがありました。この神社には大きな樫の木や広場があり、子供たちの絶好の遊び場でした。 その頃は、まだこの「なで亀」はありませんでした。 |