吉備寺は、吉備真備の菩提寺とされていますが、 元禄時代に第四代藩主伊藤長貞が吉備真備の墓を発掘調査して 真備の墓で間違いないと確定しました。 そして、この寺を新蔵寺から吉備寺に改めました。 吉備寺のご本尊は薬師如来、行基の作と言われています。 この寺は7世紀ごろ白鳳時代に建造された箭田廃寺の後に建設されています。 ですから、備中式の特徴である蓮華文模様の鬼瓦、鐙瓦、軒瓦が出土しています。 現在、重要文化財として岡山県立博物館に保存されています。 隣接して、真備公園とまきび記念館があります。 真備公園は昭和63年に完成、61年に西安に吉備真備の記念碑とその周辺に 日本庭園が完成したのを記念して建設してものです。 真備記念館は、吉備真備の業績資料を収集して展示しています。 以前真備町のガイドをやっていましたのでこの辺り箭田大塚古墳等 も含めて良く案内したものです。 |